まず最近読んだけどいまいちに感じたマンガの紹介。
「ゴールデンカムイ」はおもしろかったけど話が進むのが遅くて脱落してしまいました。あとでまた読み直す機会はあるかな?
「十字架のろくにん」は胸糞要素が強すぎてギブアップ。最終的にはスカッとさせてくれるんでしょうが、今の世の中には重すぎる。
「ハガレン」を10年ぶりくらい? に読み直したら「あれ、こんなだったっけ……」と感想に終わりました。終わり方が良かったので過大評価しちゃってたかな、という作品。割と女作者の悪いところが出ちゃってる作品でしたね。あとラスボスが大総統より存在感がないのが大きなマイナス。
ここからは正真正銘おすすめのマンガの紹介になります。
アオアシ
サッカーマンガ史上でもトップ争いをするほどの名作になるそうな予感がする本作。
主人公であるアシトが成長し続けるのがいいです。変なケガとかして停滞しないのがいい。
最近はアシトと同期の冨樫の成長からも目が離せません。
その着せ替え人形は恋をする
基本的に読んでいて不快になることがないのが最大のおすすめポイントです。一部不快になるシーンもあるかもしれませんが、それはいずれも名無しのモブキャラの言動なので、一瞬で過ぎ去ります。
「差別しない」っていうのはこういうことなんだなーと教えてくれる素晴らしいマンガだと思います。
ジャンルはラブコメになるかと思うんですが、ラブコメとしても楽しいマンガ。
「ギスギスしたこんな世の中はPOISON」と思っている人に読んでほしいです。
ここは今から倫理です。
なぜか早々に実写ドラマ化されたマンガ。本当に実写の世界は”タマ”がないんだろうな~……というのは置いといて。
この作品の何がいいってほとんど一話完結というところです。長くても三話くらいで明確にひと区切り付くので、短い時間で読むことができます。
内容は「ちょっとシリアスな日常もの」といったところでしょうか。
学校生活でよくあるシーンを切り取って描かれているので、置いてけぼりになることはないでしょう。
主人公である倫理教師と生徒たちの関係の変化が描かれるわけですが、強いて難をいうなら「明確な結末が描かれない」ということ。結構ふわっとした終わり方で次の話になったら全然違う話が始まる、という構成です。その「ふわっと感」が嫌いな人もいるでしょう。
兄の嫁と暮らしています。
主人公である女子高生と、その兄の嫁である高校教師の話。
「兄」が死んだ状態でスタートするのがこの作品の変わったところ。
ふたりをつなぐ兄がいなくなったところでどうなるの? もう別に一緒にいる必要もないけどどうするんだろう? というお話。
その設定に引きずられすぎることなく、割とのほほんとした感じで進んでいくんですが、進路を考える際に今住んでいるところを出て行くべきなのか、などなど様々なポイントで二人の関係を考えなければいけない局面が訪れ、そのときはちょっとシリアス風味になります。
最初は百合モノと聞いて読み始めたけど、そのカテゴリーには入らないんじゃないかなーというのが現時点での感想です。もうちょっと大きな枠組みの作品だよこれは。
「兄の嫁と暮らしています。」の試し読みはこちら(DMMブックス)