銀狼ブラッドボーンを読んだ感想・評価

銀狼ブラッドボーンが完結したと聞いて最初から再読してきました。
人間対吸血鬼対???の三つ巴バトルマンガ。バトルマンガなのにおじいさんが主人公という珍しい作品でもありました。
個人的には久しぶりに素晴らしいマンガに会えたなと思います。全16巻という適度な長さも◎。ワンピースやハンタに代表されるように、あまり長すぎると途中で追いかける気が薄れてしまいますからね(当然ですがワンピとハンタの長さはまったく質が異なります)。
まず絵が綺麗。冨樫義博のダメなときあたりから、なんか「あれ? こういうのでも許される感じ?」という風潮が一気に高まったのか、最近は絵が粗末なマンガ&漫画家がすごく増えましたね(連載ペースも関係するのでひとくくりにはできませんが)。最初から最後までこのクオリティーを保ったのはすごいの一言。

多少中だるみがあったかな? ちょっと余計なキャラが多かったかな? と思わなくもないですが、欠点として一番挙げたいのは主人公ハンスの息子であるゲイルの扱い。
さすがに中途半端すぎだろ。
ハンスの全盛期よりも強い? みたいなフリはまあまああったものの、結局見せ場がないまま消えてしまうという。
ラストはどんでん返しの連続で、普段ならこういう展開はあまり好きでないんですが、それでも息切れせずに読み切ることができました。
先述したとおり、全16巻という手頃な長さなので質のいい暇つぶしができるでしょう。

銀狼ブラッドボーン(試し読みあり DMM.com)
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