「その着せ替え人形は恋をする」の感想・評価2

6巻が出たということで読み返しました

6巻を読む前に、5巻までを読み返そうかな? と思ったんですが、6巻はキリのいいところから始まっているので6巻からスタート。

すると割とトンデモ展開。一応ネタバレ回避のため詳細は伏せます。
そこでようやくこのマンガのメインテーマを言語化することができました。

「多様性を認める」ってこういうことなんだなー、と。

このマンガ、モブキャラは他人を否定するけど名前付きのキャラクターは絶対に他人を否定しないんですよね。
「多様性を認める」と「多様性を認めろ!!!!ギャオオオオオン」は似てもいないしまったく違うものなんだなと改めて思わされました。
世の中のギャオ勢は偽りの正義を盾にして気に入らない人を差別・攻撃するような人ばっかりですからね。

私は差別なんて誰一人の例外もなく、全員がしてるもんだと思ってるし、その考え自体は今でも変わっていません。
が、このマンガを見ていろいろ調整できるところはあるなと思わされた次第です。

2020年はマジでコロナ一色の年でしたが、それ以上に人の醜い部分が露出した年かなとも思います。GO TO強行だの中止だの自粛だのでいろいろ議論(とも呼べないような争い)が各所で巻き起こっていますが、結局は「自分さえよければいい」という行動理念がほとんど。そんな「人間の本質」に疲れた人におすすめしたいマンガです。

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