★★★★☆
二宮裕次 著の野球マンガ。比較的珍しい？ 中学野球を題材にした作品。
ちょっと自閉症的な性格のブンゴは、ひとつのことに興味を持つとそれしかやらなくなるんですが、その反復の結果かなりのところにいけてしまいます。野球チームもない島に育ち、ふとしたきっかけから何年も「壁当て」を続けていたら知らないうちにすごいピッチャーになっていた、でも野球チームがない島なので誰にも知られず……というのが偶然人の目に触れることになり……という導入のスタート。ただしブンゴは全然最強キャラじゃないです。先輩なり同学年のライバルなり、いろいろブンゴより強いキャラがいます。
かなりおもしろくて集中して読んだんですが、言語化するとどうもおもしろそうな要素が見えてきませんね。困った。この作品のいいところのひとつは、主役級以外のキャラにも見せ場が多く用意されていることだと思います。ただ、ちょっと展開は遅いかもしれません。でもスポーツマンガってだいたいそうですよね。
BUNGO―ブンゴ― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
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集英社 (2015-08-19)
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