【完結】「やがて君になる」の感想・評価

他の記事でも何度か書いた気もするけど、11/27発売の8巻を以て完結したので改めて。

なんでしょうね、単なる恋愛関係というより、それも含めて人間関係全体を掘り下げたような、素晴らしい作品だと思います。こういう「ガチの百合作品」って意外に少ないので(自分が知らないだけ説もあり)、そういうのが気になる人や、日常系の百合作品に飽きた人に特におすすめです。

欠点としては、序盤があまりおもしろくないことくらいですね。そこだけちょっと斜め読みでいいかも。実際私も最初は「話題になってるけどあんまおもしろくねーな……」と読むのをやめてしまったくらいですし。

最初は登場人物にも無駄が多くて(いらないキャラが多い)読みにくいんですが、徐々にそこから無駄が省かれていって、物語の展開もスピーディーになって一気におもしろくなりました。

燈子先輩と沙弥香先輩のガチレズトゥルーエンドが見たいと思っている人は、「ささつ」こと「やがて君になる 佐伯沙弥香について」も要チェックです。外伝的スピンオフ作品で、マンガではなく活字。「安達としまむら」の人が書かれているようです。

しかしこれも終わり、「有害指定同級生」も終わって、「将来的に死んでくれ」も終わって、「きんモザ」ももうすぐ終わり、これから何を糧に生きていけばいいんだ……

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