「この音とまれ!」の感想・評価

箏(こと)という楽器をテーマにした作品。絵柄がモロ少女漫画。作者であるアミュー氏の情報を漁ってみたら「りぼん」デビューらしいので納得。

まあ奇抜なテーマを扱ってる割に内容や展開は平々凡々。
だがそれがいい。
ありきたりとかセオリーといったものは、有効だから存在し続けるわけだし。

本作には少女漫画特有ともいえる、「嫌がらせをするために登場するキャラ」が何人か登場するんですが、最終的にはみんな改心して「いいやつ」になって「仲間」になっていきます。まあこれを嫌う人もいるでしょうが、ムカつかせたのを回収・解消しない作品が大嫌いな私からするとこういう予定調和は「あり」です。
久しぶりに夜更かしして読んでしまったマンガになりました。
2020年10月現在、既刊23巻ですが、とりあえずはキリのいい14巻までどうぞ。
……あとツッコミを入れるとすれば、「いや楽器ってそんなに簡単に上達しねーから!」とかでしょうか。その辺はさすがに創作なので……としか言い様がないですね。

それにしてもジャンプSQは個人的な当たり作品がマジで多いなー。
クレイモア
ロザリオとバンパイア シーズン2(厳密にいえば私が好きなのは2じゃなくて1ですが)
双聖の陰陽師
大正処女御伽話
憂国のモリアーティ
怪物事変
有害指定同級生
ワールドトリガー
などなど。るろ剣はもうちょっと溜まってから見ます。
購読してもいいレベルかもしれん。

↑爆乳設定のヒロイン、「鳳月さとわ」さんですが、おっぱい描写はゼロ(というか本作自体におっぱい描写がまったくないので、その辺は期待しないように)。キャラが序盤はブレブレ。
本作は「ヒロインと主人公がくっつかないタイプ」の作品であり、なおかつその点で読者に「もやっと」させることがない、素晴らしい作品です。
ちなみに「ヒロインと主人公がくっつかなくてもやっとする作品」の代表格はNARUTO。

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