「その着せ替え人形は恋をする」の感想・評価

「そのビスク・ドールはこいをする」と読みます。
「きせかえにんぎょう」じゃないよ。

どっかのスレでおすすめされてて、買っておいたまま忘れてました。
で、最近暇だった時間にサルベージして読んでみたらめちゃくちゃおもしろい。
雛人形職人の家系に産まれ、自らもそれを目指す、超陰キャの五条 新菜(ごじょう わかな)と、スタイル抜群容姿端麗で読者モデルをこなしながら実は超オタク趣味でコスプレイヤーの喜多川 海夢(きたがわ まりん)の二人が中心となって展開していくマンガ。主に主人公の新菜が海夢のコスプレ衣装を作っていくという形で物語が進んでいきます。ジャンルとしては恋愛モノに分類されるでしょう。

このマンガの何がいいって、登場人物がみんないいやつすぎるところ。胸糞成分ゼロ。
なので、「ギスギスした人間関係が好き」「憎悪まみれのドロドロした復讐劇が見たい」みたいな人にはおすすめしません。
最近のギスギスした世の中に疲れた人におすすめします。2020年6月時点で既刊5巻。

ちなみに作者名が「福田晋一」さんとなっていますが、女の人ですね。鋭い人なら絵を見るだけでピンとくるかも知れませんが、私は巻末おまけマンガの作者のコスプレ実体験まで何も考えずに見てました。いわれてみれば主人公の書き方が女っぽい。

↑おそらくこのマンガのメインテーマに触れる、冒頭のワンシーン。

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