大正/昭和処女御伽話の感想・評価

大正処女御伽話

前にもさらっと書いたけど、今回「昭和処女御伽話」を読んだことで読み返したので改めて。
家族に虐げられて厭世家の珠彦が、半強制的に嫁がされてきた「ユヅ」の影響でだんだんと前向きになっていくお話。
まあ話の作り方が「胸糞カタルシス方式」なので、胸糞部分で受け付けない人はいるかもしれませんね。それでも基本的にハッピーエンドなので読んでほしいなと思います。
あまり細かく考えて話を作ってる感じはしません。

昭和処女御伽話

前作「大正処女御伽話」の主要キャラが何人か出てくるので、通して読んだ方がいくらか楽しみ度がアップするでしょう。
前作同様「胸糞カタルシス」方式の物語です。
前作で唯一罰が与えられなかったキャラ(ネタバレのため名前は伏せます)が登場し、今作でも大暴れします。今作ではそれなりの裁きがくだされるんですが、ちょっとあっさりしてるかな? と個人的には不満あり。バラバラ殺人の被害者になるくらいでないとスッキリしないわ。

話の流れがほぼ前作と同じな上に、後半の展開は本作の方が雑。
私はどちらの作品も好きですが、主要キャラが好きになれるかどうかでガラッと評価が変わる作品だと思います。
それ故に「ジャケ買い」はありです。

左が「大正」のユヅ、右が「昭和」のユヅ。
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